世間は鬼を舐めている
2月3日は節分だった。
節分とは本来季節の始まりの日(立春、立夏、立秋、立冬)の前日のこと。
季節を分けることも意味してる。
季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊ばらいの行事が行われる。
邪気を追い払うために、節分には古くから豆撒きの行事が行われている。
鬼が出てきて都を荒らすのを、豆で目を潰し追い払ったのが始まりと言われている。
豆で引き下がるほど鬼は寛容ではない。
鬼を舐めている。
鬼は人が憎しみや悲しみによって化けたという説もあるくらいだ。
もし本当に鬼がいるのなら大パニックだ。
ガトリングで蜂の巣にしないといけない。
武田観柳も黙ってない
鬼をポップにしたことによって、子供たちは鬼の本当の怖さを知らずにいる。
秋田のなまはげのようにもっと恐怖を味わせたほうがいい。
鬼にもいろんなのがいる
正義の鬼もいる
もっと鬼に対して関心を持つべきだ。
保育園や幼稚園のイベントで豆まきをやるだろう。
その時鬼に扮するのは園長やお父さん方かもしれない。
子供たちはそれを知ってなのか、容赦なく豆を投げる。
社会と戦いながら生きているのに、節分の時には子供の餌食になる。
邪気とはそんな者たちのストレスの塊なのかもしれない。
鬼と同じように簡単に蹴散らせることだろう。だが設定は守らなければならない。
設定というのは非常に重要である。以前秋葉原に行った時のことだった。
秋葉原にあるメイド喫茶に行ってみた。驚くほどに不細工ばかりだった。
メイドさんが〇〇の国から来たなどいろいろ言ってきたので、思わず「そういう設定なんですね」と、言ってしまった。
すると「設定とかありません、なんでそんなこと言うんですか?」と。真顔で言われた。あの時目つきは今でも覚えている。
設定がある以上守らなければならない。プロ意識である。
園長やお父さん方もプロ意識をもって全力で怖がらせている。
節分とは子供たちの純粋無垢さと鬼を演じる者たちのプロ意識のぶつかり合いなのかもしれない。
さて今日の映画です。鬼の話をしたので吸血鬼と戦う物語です。
2010年公開の「彼岸島」です。
主人公の宮本明は、数年前に彼岸島で行方不明になった兄・宮本篤を捜す為、友人と共に彼岸島に渡った。しかし、そこは吸血鬼が跋扈する地だった。兄を捜し出し、本土に連れ帰る為に奮闘する。
原作を読んでいたので気になってました。原作をうまく再現出来てて、よかったです。
山本耕史さんやブレイク前の滝本美織さんが出てたりキャストも豪華でした。
戦闘シーンもかっこよかったです。
2016年に「彼岸島デラックス」が公開されてました。キャストとかは違いますが、そっちも面白そうです。
以上です。